【ペットロスで仕事中泣く人へ】心の整え方と相談先の選び方

「ペットロス 仕事中泣く」と検索してこのページにたどり着いた方の多くが、仕事できないほどのつらさや、いっそのこと仕事辞めるべきかという迷いを抱えています。

日中の仕事が辛いと感じられ、気が狂いそうになるほどの喪失感に押しつぶされる瞬間もあります。
会議や移動の合間に急に涙があふれたり、判断が難しい中、仕事休む？何日休むのが妥当？と悩むこともあるでしょう。

そんな自分を甘えだと責めてしまいがちですが、ペットロスによる体調不良の症状が重なることも少なくありません。

この記事では、メンタルケア心理士の資格を持つ私が、ペットロスで仕事を休むことはできますかという実務上の疑問、そしてペットロスの乗り越え方の具体策、さらにはペットロスが長引くとどうなるのかという不安まで、順を追って整理していこうと思います。

そのうえで、第三者に相談することの効果にも触れ、前向きな選択肢としておすすめできるカウンセリングや霊視についても紹介していきたいと思います。

▶ ペットロスの霊視体験談

ペットロスで仕事中泣くときに知っておきたいこと

愛するペットが亡くなってしまった時というのは、心が張り裂けそうになるくらいに辛いものですよね。

私自身、過去に愛犬を亡くしていますし、現在もとても可愛い愛犬がいますので、ペットロスで仕事中に泣いてしまうくらい辛いというあなたの気持ちは、痛いくらいにわかります。

まずは、そんな時に知っておきたいことを順番に見ていきましょう。

仕事できないほど辛い心理状態とは

大切な存在との別れは、心も体も防御態勢に入ります。

注意力の低下、判断スピードの鈍化、物忘れが増えるなどの症状が出てくる人も多いでしょう。
なぜなら、過去の記憶や強い感情が前に出て、危険から身を守ろうとする働きが起きているからです。

これは、ペットロスになってしまった人には珍しくない症状ですから、もしこのような状態になっている自分に気づいたとしても自分を責める必要はありません。
そうなっても仕方ない状況なのです。

ここがとても重要なポイントとなりますが
自己否定しないことが回復のための大きな一歩になります。

とはいえ、現実的に考えると、眠りが浅くなると集中力は一段と下がってしまいます。
寝つきが悪い、夜中に目が覚める、嫌な夢を見る日が続くなら、当面は仕事のハードルを少し下げ、所要時間はいつもの1.5倍で見積もるように心がけてみましょう。

あわせて、上司や同僚に「今週はミスを避けるため、作業を細かく区切って進めます」などと伝えておくと、周囲の理解が得られ負担を軽くできます。

ペットロスで仕事を辞めると考えた時

ペットロスになると、退職を考えるほど追い詰められることも少なくありません。

何もやる気が出なくなる気持ちは本当によくわかりますが、その勢いのままに大きな決断をしてしまうと、生活基盤の不安が新しいストレスになってしまう可能性が高いです。
まずは、勤務時間や働く環境を少し変えられないかを考えてみましょう。

たとえば、しばらくのあいだ部署を変えてもらう、在宅勤務を増やす、早退や遅刻を柔軟にしてもらう、有休を小分けに取る。
こうした調整は、勤務先の規則や上司の判断で対応できる場合があります。
短期の工夫で乗り切れそうか、数週間先の自分をイメージしてシミュレーションしてみると、現実的な判断に近づけます。

辞めるか続けるかの大きな選択は、気持ちと体調が少し落ち着いてからでも十分に間に合います。
まずは負担を軽くする工夫で、今をやり過ごすことから始めてみてください。

ペットロスで仕事が辛いと感じる理由

辛さの正体は一つではありません。
喪失による悲しみや不安、罪悪感、怒りが入れ替わりながら押し寄せ、日中の負担を重く感じさせます。
通勤路やデスクの小物など、大切なペットとの思い出を呼び起こす手がかりが多い場合は、心の反応はより強まりやすくなります。

それに加えて、中々安定しない自分に対して、上司や同僚からの冷めたような反応が重なると、心の痛みは何倍にも感じられるでしょう。
相手に悪気はなくても、あなたにとっては心に刺さってしまうこともあります。

また、そうならないようにと周囲に気づかいしようと努力する方も多いですが、実際問題、そんな余裕はなく、それが出来ない自分を責めてしまう人も多いです。

でも、この時期に周囲の感情まで背負い込むのは難しくて当然。
まずはあなた自身の心を優先して大丈夫です。

職場での対策としては、ペットとの連想を弱めるような小さな模様替えや香りの切り替え、休憩する場所を変えるといった環境の工夫が役立ちます。

人との関わりでは、境界線をさりげなく伝える一言を用意しておくと負担が減ります。
たとえば「今は動物の話題を控えてもらえると助かります」とか、話すと涙が出てしまいそうなときであれば「急ぎの連絡は、メールやチャットでお願いします」など、具体的に伝えておくと、相手も動きやすくなります。

感情の波は一気に落ち着くわけではありませんが、それは当たり前のこと。
どうしてもつらさが強い日は、無理に元気になろうと考えるのではなく「今日は波が強い日」とラベルを付けて割り切り、優先度の低い仕事を翌日に回すなど、出来る範囲で心を休める時間を増やすようにして下さい。

ペットロスで急に涙が出てしまう瞬間

胸がぎゅっと締めつけられ、思いがけない場面で涙があふれる。
こうした反応は、強いストレスや悲嘆で自律神経がゆらぎ、心身が守りモードに切り替わっているサインだとされています。

涙そのものは悪いものではなく、緊張をゆるめる働きがありますので、まずは「突然の涙は自然な反応」と捉え、対処のステップを用意しておくことが大切です。

感情の波を小さくする第一歩は、涙のトリガー（引き金）を把握することです。
朝の挨拶や上司の何気ない一言、帰宅中の電車、業務で触れる写真や言葉など、涙が出やすい場面を短いメモで記録しておくと、事前の準備がしやすくなります。

準備としては、深呼吸をひとつ入れる、温かい飲み物を用意する、イヤホンで落ち着く音に切り替える、といった小さな工夫が役立ちます。

どうしても涙が止まらないときは、洗面所や静かな会議室に移動し、3分だけ一人になる時間を確保しましょう。
感情の波はずっと続くわけではなく、ピークは比較的短いとされていますので、短い離席と簡単なセルフケアを行うことで、業務に戻りやすくなります。

気が狂いそうになるほどの喪失感への対処法

圧倒的な喪失感の波にのまれると「自分はおかしくなったのでは？」と不安になることがあります。
けれども、強い涙や胸の締め付け、時間の感覚がぼやけるといった体験は、深い悲しみの過程でよく見られる反応です。
自分を責める必要は全くありません。

その場をやり過ごすコツとして「呼吸を整える3分のミニルーティン」が役立ちます。
方法はとても簡単で、まず椅子に座って背すじを軽く伸ばし、鼻から4秒吸って4秒止め、口から6秒かけて吐く。
これを5セット行うだけでも、自律神経の緊張が下がり、波の勢いが和らぎやすくなります。

波がおさまってきたら、軽く水分補給をして、外の空気を吸えるような短い散歩をするなど、身体の感覚を取り戻しましょう。

上の呼吸法は、リラクゼーションの基本として公的機関でも紹介されています。
（出典：厚生労働省 こころの耳「5分研修シリーズ 呼吸法」 https://kokoro.mhlw.go.jp/fivemin/）

職場等で散歩が難しい場合は、窓を開けて外の空気を吸ってあげるだけでも効果がありますよ。

ペットロスで仕事を休むことは出来る？何日休むべき？

大切な家族を見送ったばかりのとき、仕事に行く余裕がない方はたくさんいます。
とはいえ、ペットロスで仕事休むなんて…とか、他の人は何日くらい休んでいるんだろう？など、わからないことも多いはず。

ここでは、安心して回復に充てられる時間を確保できないかを一緒に見直していきましょう。

休む日数は、あなたの症状の強さや業務の状況によって変わります。
一般的に、法令上はペットの逝去が会社に義務づけられた忌引き休暇の対象には含まれないとされていますが、年次有給休暇の利用や会社独自の特別休暇、シフト調整などで数日〜1週間程度の休養が取れる場合があります。

休暇種別	取得根拠	期間目安	申請のポイント
年次有給休暇	労働基準法に基づく権利とされています	半日〜複数日	早めに希望日と理由の概要を伝える
欠勤・私用休暇	就業規則の定めによる	会社規定による	無給の可能性の確認が必要
時差出勤・時短	労使の取り決めによる	数日〜数週間	具体的な時間帯と業務引継ぎを提示
リモート併用	会社方針による	状況に応じて	セキュリティと生産性の確保を説明

勤務先によっては、中々休みを申請しづらいという場合もありますが、ただ「ペットロスのため何日間休みます」と言うのではなく、休みの目的を「手続き・見送り」「体調の回復」「安全配慮」の3点で説明すると理解が得られやすくなります。

【例】
私事で恐縮ですが、愛犬が亡くなりました。見送り等の対応に加え、少し体調を整える時間を取りたいです。
無理に出ると判断ミスの心配もあるので、〇/〇から〇/〇まで有給をいただけないでしょうか。
急ぎの案件は〇〇さんに引き継ぎ済みで、連絡はメールやチャットで対応できます。

お別れから時間が経っている場合は「体調の回復」と「安全配慮」を伝えましょう。

勤務先によっては、そんなに休まれると困ると言われてしまう場合もありますが、だからといって無理をして出社し、重大なミスや事故のリスクを抱えるより、短期の休養で安全を優先する方が、あなた自身にも職場全体にもプラスに働きます。

ペットロスで仕事中泣くとき、心を楽にする工夫

涙が出てしまう自分を責めず、まずは心を軽くする小さな工夫から始めていきましょう。

ここでは、ものの捉え方の見直し、体調のサインへの目配り、悲しみの進み方、毎日に取り入れやすい行動のヒント、そして第三者に頼る選択肢までを順番にまとめました。

合いそうなところ、出来そうなところから無理なく取り入れてみてくださいね。

ペットロスは甘えではないと考える

まず、ペットロスは甘えなんかではありません。

強い悲しみや涙、集中できない感じは、あなたがペットを愛していたからこそ起こる、ごく自然な反応です。
それを「甘えている」なんて決めつけてしまうのは回復が遠回りになるだけです。

まずは「この反応は普通」と受け止めるところから始めましょう。

どうしても「自分は甘えている、辛い」と感じてしまう場合は以下を試してみて下さい。

感情を口に出す	悲しい、寂しい、イライラするなど、一言で心の状態を言葉にします。 言葉にするだけで感情の強さを下げる働きがあります。
時間を分ける （タイムボックス方）	1日の中で「感じる時間」と「作業する時間」を分けます。 たとえば25分作業して5分休むを繰り返し、2〜3セットごとに3分だけ 気持ちに向き合う時間を取る、などのリズムづくりが役立ちます。
目標を小さく分ける	タスクは最小サイズに。メール1通だけ返す、3行だけ書く、 資料を1枚だけ読む、など達成しやすい目標にします。
自分への声がけ	今はつらい時期、この反応は自然、と心の中で短いフレーズを 繰り返すことで自己否定のループを断ち切れます。

ペットロスが長引くとどうなる？体調不良の症状に注意

大切な存在を失ったあとには、食欲低下や胃の不快感、頭痛やめまい、動悸、微熱、眠れないといったサインが出ることがあります。

これらはストレスが続くと出やすいサインであり、珍しいことではありませんので「おかしくなったのでは？」という自己否定はせず、体調ケアの土台づくりから始めましょう。

まず整えたい土台（セルフケア）

• 睡眠：就寝の90分前までに入浴を終え、照明とスマホ刺激を弱めて布団に入るリズムを作ります
• 栄養：朝はたんぱく質を含む軽い食事（卵・ヨーグルトなど）を取り、カフェインは午後早めまでにします
• 水分：こまめに常温の水やお茶を取り、脱水でだるさが強まるのを防ぎます
• 生活リズム：起床時間は可能な範囲で固定し、朝の光を浴びて体内時計を整えます

これらの土台を整えるだけでも、日中の涙の頻度やだるさが和らぐ方も多くいます。

受診の目安（相談のタイミング）

ただし、上記のようなセルフケアを心がけた上でも、次のような状態が当てはまるときは、医療機関への相談を検討してください。
かかりつけ医、心療内科・精神科のいずれでも構いません。

• 仕事や家事がほとんど手につかない状態が2週間以上続いている
• 動悸・息苦しさ・強い不眠などの身体症状が悪化している
• 食事や水分が十分に取れず体重減少が気になる
• 自分を強く責め続けてしまう、消えてしまいたい気持ちが出てきた

緊急性があると感じる場合は、迷わず救急や地域の相談窓口を利用してくださいね。

つらさが強くなる、または長引く場合には、うつ症状として扱われることもあるとされています。
早めに専門家へつながることで、必要な治療や支援、職場での配慮の相談につなげやすくなります。

セルフケアと受診のどちらが優先か迷うときは、まずは短い受診で現状を確認し、その上で自宅での整え方を並走させる流れが取りやすいでしょう。

ペットロスの乗り越え方

乗り越え方は人それぞれですが、共通することは、小さな行動の積み重ねが回復の助けになるということです。

まずは日課を少しだけ整えてみましょう。
朝の散歩、短いストレッチ、好きな温かい飲み物を飲む時間など、3〜5分の習慣を毎日ひとつ固定するだけでも、気分のベースが安定しやすくなります。

次に、思い出の扱い方です。
写真や首輪、メモなどをそっとまとめる場所を作る、手紙に気持ちを書き出す、アルバムを少しずつ編集するなど、愛着を大切にする関わり方は「忘れる」のではなく「共に生きる」感覚につながります。

見るたびに胸が痛むときは、見える場所と見えない場所を期間で切り替えるなど、心が楽な置き方を試してみてください。

一人で抱え込まないことも大切です。
長い説明をする必要はありません。
短い内容だとしても、信頼できる人に今の状態を伝えておくだけで孤立感は和らぎます。
同じ経験を持つ人のコミュニティに触れるのも、心のよりどころになりますよ。

第三者への相談も大きな助けになる（心理カウンセリング・霊視など）

ペットロスで苦しむ方の中には、様々な理由から「自分が弱っているところを見せたくない」という方も非常に多いです。
身内や友人、同僚など、日頃から心を許している相手だからこそ話せないという場合も少なくないのです。

私自身、普段相談を受けていて感じますが、特に精神的ダメージが大きい時には「自分のことを知らない相手の方が気を使わずに全部吐き出せる」という方がとても多いように思います。

最近では、オンライン面談や短時間の相談枠を設けている心理カウンセラーも増えているため、通いやすさの面でも選択肢が広がっています。
眠れない日が続く、仕事や家事がほとんど手につかない、といったときは早めに検討すると負担を減らすことができるでしょう。

一方で、霊視という方法で救われる方もとても多いです。
いきなり「霊視」なんて聞くと驚かれる方も多いと思いますが、実際、このような方法で前向きになれる方も非常に多いのです。

心理カウンセリングでは、主に飼い主さんの話しを聞き、気持ちの整理のお手伝いをするという感じになりますが、霊視の場合は、ペット側の気持ちを読み取り、それをそのまま飼い主さんにお伝えするということが多いです。

もちろん私自身も経験がありますが、自分たちしか知らないようなペットの特徴や思い出をお話しされるのでとても信憑性があるのです。

どちらも、ペットロスで苦しむ飼い主さんが楽になるためには有効な方法となりますが、飼い主さんとペットのどちらに焦点を置くのか？が大きな違いと言えるでしょう。

心理カウンセリングと霊視の違い
	心理カウンセリング	霊視
目的	飼い主の気持ちや考えを整理して、毎日の不安や罪悪感を軽くする	亡くなったペットの気持ちやメッセージを受け取り、飼い主の安心感や 区切りを得る
アプローチ	話を聞いてもらいながら、感情の言語化や考え方のクセの見直し、職場や生活での対処を一緒に考える	写真や思い出を手がかりに、ペットの思い（生前・逝去後）を伝えてもらい、伝えたい言葉を言葉にする
主な効果	気持ちの整理が進み、睡眠や仕事の困りごとを具体策に落とし込める	ペットへの思いが温かい記憶へと変わり、心が落ち着くという人が多い
向いているケース	急な涙や無気力で日常が回りにくい、罪悪感が強い、同じ考えがぐるぐるして止まらない、仕事の進め方を整えたい	ペットの今の気持ちを知りたい 言えなかった感謝や別れを届けたい 心に区切りをつけたい

このように、心理カウンセリングと霊視では様々な違いがありますが「飼い主さんを元気な姿に戻す」という最終的な目的は同じです。

併用して利用する方もいますが、どの方法を選ぶ場合でも、あなたが安心して話せること、無理なく続けられることを最優先にしてください。

ペットロスで悩む人の霊視体験は以下の記事でご紹介していますので是非参考にしてみて下さいね。
目に見えないものは中々信用しにくいですが、リアルな口コミを見ると本当に驚くエピソードがたくさんあるものです。

まとめ｜ペットロスで仕事中泣くときに大切なこと

最後に、この記事でお伝えしたことをまとめておきます。
出来そうなことから始めてみて下さいね。

• ペットロスによる仕事中の涙は「愛情の深さ」であり、異常なことではないと理解する
• 仕事を辞めたいほどつらい時はすぐに決断せず、まずは有給や勤務時間で調整して心を休める
• 周囲には具体的な配慮点を短く伝えて協力を得る
• 仕事中に泣いてしまいそうなときは3分一人になる、3分の呼吸法を試す
• 気持ちの波が強い日は優先順位を見直して無理をしない
• 寂しい・悲しいなどのネガティブな感情は当たり前。否定せずに受け入れ、言葉に出す
• 心身共に不調のサインが続くときは医療機関に相談する
• ゆっくりでいいので、ペットとの思い出の品の居場所を作り気持ちの整理を進める
• 一人で抱え込まず、同じ経験を持つ人、カウンセラー、霊視鑑定師など、第三者を頼る選択肢も検討する

完璧である必要はありません。
まず出来そうなことをやってみて、出来ればOK、まだ無理だったらやめれば良いだけです。
進みが遅く感じても、あなたのペースでそれを繰り返していけば必ず前に進めます。

大切な家族と会えなくなることは本当に本当に寂しいことですが、その感情はあなたの愛がそれだけ大きかったという証拠。
ペットロスで仕事中泣くことは、甘えでも変なことでもないということだけは分かってくださいね。

あなたの気持ちはペットにもしっかりと伝わっていて、嬉しいと思っていますし感謝もしていることでしょう。

あなたの心が、穏やかな時間を取り戻せる日が来ることを心から願っています。