干支の神様って知ってる?あなたの守護仏の性格やご利益をご紹介!

干支 神様

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こんにちは☺

今日のブログでは沖縄の「首里十二支巡り」を更に深堀りするという意味で、干支の神様をそれぞれご紹介していきたいと思います(^^)

首里十二支巡りの記事はこちら!

上の記事で首里十二支巡りの記事で4か所のお寺と担当する干支と神様についてお伝えしましたが
自分の干支の神様を知ると、今度は

「自分の守護仏ってどんな性格なんだろう?」とか
「どんなご利益あるのかな?」なんて、自分の干支の神様について気になったりしませんか?

がじ

僕は確実に気になる人間です(笑)

ちなみに僕は酉年なので不動明王様が守護仏となるわけですが、昔は干支ごとに守り本尊がいるとか、その仏様が自分を守ってくれている存在であるとか全く知りませんでした(^^;

それでも「不動明王」という名前は聞いたことがあったし、なんかやたらと恐ろしい顔をした神様だよな~くらいには知っておりましたので、まさかその仏様が自分の守護仏だったとはと驚いたものです( ゚Д゚)

しかしながらその事を知ったことで、今までよりも興味を持つようになり、同時に
「仏様とは思えないくらいにめっちゃ怖い顔してるけどどんな仏様なんだろうか?」なんて色々と気になりましてね。

きっと僕と同じような人もたくさんいるだろうと思って、今日は十二支の神様全員についてご紹介していきますよ!

首里十二支巡りを関係なしで考えても、自分の干支の神様を知っておくことは願い事を叶えたり、日々安心して過ごすことに対してとても大切なことですので是非参考にしてみて下さいね(*^^*)

ご自分の干支の神様だけを知りたい方は目次から飛んで頂けますが、八尊の仏様にはそれぞれ違ったご利益がありますし、自分の干支の神様以外でも参拝することでご利益が頂けます。

その為、沖縄以外でも十二支巡りをされる方は全ての仏様について知っておいた方がお参りしやすいと思いますよ☺

それではさっそく行ってみましょう!

Contents

干支の神様は八尊!あなたの守護仏はどの仏様?

ではまずは各干支の神様を一覧にしましたので、ご自分の守護仏を確認してみて下さいね(^^)
(※この記事は首里十二支巡り関連なので以下の表では沖縄のお寺を記載していますが、干支の神様に関しては全国共通です☺)

十二支寺干支守り本尊
首里観音堂(慈眼院)
しゅりかんのんどう(じげんいん)
子(ね)せんじゅかんのん
千手観音
丑(うし)こくうぜんぼさつ
虚空蔵菩薩
寅(とら)
辰(たつ)ふげんぼさつ
普賢菩薩
巳(み)
午(うま)せいしぼさつ
勢至菩薩
安國寺
あんこくじ
酉(とり)ふどうみょうおう
不動明王
西来院(達磨寺)
さいらいいん(だるまでら)
卯(う)もんじゅぼさつ
文殊菩薩
戌(いぬ)あみだにょらい
阿弥陀如来
亥(い)
盛光寺
せいこうじ
未(ひつじ)だいにちにょらい
大日如来
申(さる)

はい、ご自分の干支の神様は確認できましたか?

上の表では寺院ごとに分けていますが、ここから先では十二支の順番で干支の神様をご紹介していきますね☺

守護仏を知る上でのちょっとしたポイント

これから登場する仏様には「~菩薩(ぼさつ)」や「~如来(にょらい)」というお名前が付いておりますが、この違いについて簡単に説明☆

皆様全員「仏様」ではあるのですが、仏様には“悟り”によって4つのランクが存在すると言われており
そのランクの違いでお名前が変わるのです(^^)

仏様ランクの最上位から順番に

  1. 如来(にょらい)
  2. 菩薩(ぼさつ)
  3. 明王(みょうおう)
  4. 天部(てんぶ)

という感じになります。

十二支の守り本尊に天部はいませんが、天部に属する仏様の例としては有名なところで例えると大黒天様や弁財天様などです(^^)

ランクがあるとはいえ、どなたも尊い仏様である事には変わりませんので、自分の守護仏と他の干支の守護仏を比べたりしないようにしましょうね(^^;

それぞれの干支の神様と一緒に梵字も載せておくのでご参考までに☆

【梵字(ぼんじ)】とは?
梵字は簡単にいうと神様仏様を一文字で表したものとなり、梵字そのものが神仏だと考えられています。

がじ

ネックレスやブレスレットで梵字を入れたりしますよね。
そうすることでいつでも守護仏様に守って頂けるのです(^^)

干支の神様
【子(ね)の守り本尊】千手観音 | せんじゅかんのん

こちらの千手観音様は服部新一朗さんというイラストレーターさんのサイトからお借りしました。

干支の神様お一人目は子年生まれの守護仏、千手観音様となります☺

梵字は「キリーク」です。

千手観音様の特徴としては
その名の通り、手が千本あるわけですが、別名で【千手千眼観自在菩薩(せんじゅせんげんかんじざいぼさつ)】というだけあって実は手だけじゃなくて目も千個あるんです。
なんと、掌に目が付いているんですよ(゚д゚)

そのたくさんの手と目で困っている人を見つけ出し、手を差し伸べるとっても慈悲深い仏様です。

ご利益としては

  • 災難除け
  • 病気平癒
  • 夫婦円満
  • 恋愛成就
  • 安産
  • 子宝成就

等となりますが、千手観音様は手の数が多い分、持ち物もめちゃくちゃ多いので得られるご利益も豊富だと言われていますよ☺

干支の神様
【丑(うし)・寅(とら)の守り本尊】虚空蔵菩薩 | こくうぞうぼさつ

干支の神様お二人目は、丑年と寅年生まれの守護仏である虚空蔵菩薩様です☺

梵字は「タラーク」です。

虚空蔵菩薩様は知恵を司る仏様で、困っている人に対して無限の知識や記憶力を与えてくれると言われています。

ご利益は

  • 成績向上
  • 記憶力増進
  • 頭脳明晰

に加え、色々な知恵や知識も与えてくれることから

  • 技芸向上
  • 商売繁盛

も含まれます☺

干支の神様
【卯(う)の守り本尊】文殊菩薩 | もんじゅぼさつ

干支の神様3人目は卯年生まれの守護仏である文殊菩薩様です。

梵字は「マン」です。

「知恵」を司る仏様は複数いらっしゃいますが、文殊菩薩様はその中でも一番とも言える知恵の象徴のような仏様(^^)

地頭が良いことはもちろんなのですが、自分の前世の事まで全て覚えているくらいに頭が良いと言われています。

【三人寄れば文殊の知恵】ということわざを聞いたことがある人も多いと思いますが
ここで出てくる文殊というのは文殊菩薩様のことです。
有名なことわざで名前が使われるくらい頭が良いということですね(^^)

文殊菩薩様は物事の在り方を正しく見極める力や判断力という意味での知恵もありますが、いわゆる一般的な知恵のイメージである「学業」という意味でも能力が高い仏様です。

ご利益は

  • 学業向上
  • 智慧明瞭(ちえめいりょう)

です(^^)

「智慧(ちえ)」というのは仏教用語となりますが、仏の力で心理を見極める認識力、正しい判断力というような意味です。

学業向上に加え、迷った時に正しい判断が出来るということもあって
文殊菩薩様は合格祈願をする人たちから絶大な人気がある仏様です(*^^*)

干支の神様
【辰(たつ)・巳(み)の守り本尊】普賢菩薩 | ふげんぼさつ

干支の神様4人目、辰年と巳年生まれの守護仏は普賢菩薩様です。

梵字は「アン」です。

普賢菩薩様はたくさんいる菩薩の中でも指導者的役割で位が高いと言われており
この後に登場する「文殊菩薩様」と共に釈迦如来(しゃかにょらい)様の脇侍でもあります。

普賢菩薩様は物事を理知(物事を理性的に考えて判断すること)と慈悲を司り、困っている人を助けようと積極的に動く仏様ですよ☺

ご利益は

  • 修行者守護
  • 息災延命
  • 増益(幸福を増やすという意味)

また、普賢菩薩様は仏様になる前は女性であったことから女性守護のご利益も強く、干支を問わず女性から人気の仏様です(*^^*)

干支の神様
【午(うま)の守り本尊】勢至菩薩 | せいしぼさつ

干支の神様5人目は午年生まれの守護仏、勢至菩薩様です。

梵字は「サク」です。

勢至菩薩様は仏の知恵を持って全てのものを照らし、人々が無知によって餓鬼界や地獄に落ちないように助けてくれる仏様ですよ。
「知恵」の神様という意味ではすでに登場した虚空蔵菩薩様やこれから登場する文殊菩薩様と似ているのですが、勢至菩薩様の知恵というのは「人々を救うため」という意味が強いのです。

間違った方向に行きそうになった時に「コラッ!ダメでしょ!」と愛のあるお叱りをくれるような優しい仏様なので、実際のところ一番身近な仏様ともいえるかもしれません☺

また、勢至菩薩様はとても力持ちの神様で菩薩の中では一番の力持ちとも言われています。

ちなみに勢至菩薩様はこの後に登場する阿弥陀如来(あみだにょらい)様の脇侍なのですが、もう一人の脇侍である観音菩薩様が有名すぎてちょっと地味な仏様です(笑)

ご利益としては

  • 智慧明瞭
  • 家内安全
  • 除災招福

となっています。

干支の神様
【未(ひつじ)・申(さる)の守り本尊】大日如来 | だいにちにょらい

干支の神様6人目は未年生まれと申年生まれの守護仏、大日如来様です。

梵字は「バン」です。

この記事の初めの方でお伝えした「仏様ランク」のトップにある「如来」。
大日如来様は、そんな如来の中でも最上位の仏様です。

というのも、神や仏はもちろんのこと、森羅万象(この世に存在するすべてのもの)は大日如来様から現出しているといわれているのですよ☺

「奈良の大仏」として有名な大きな大仏様、知っていますよね?
あの大仏様は「毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)といって太陽を司る仏様なのですが、その毘盧舎那如来が進化したのが大日如来様なわけです。

ということで、大日如来様は太陽よりも偉大な存在、宇宙そのものであるという言われております。

なんだか恐ろしいくらいに壮大なお話しですが、とにかく物凄い仏様ということですね(笑)

ご利益は

  • 現世安穏
  • 所願成就

です。

所願成就とはなっていますが、大日如来様は「あらゆる願いを叶えることが出来る」とされていますので
個人的には諸願成就ともとれるのかなと思っています。

所願成就と諸願成就の違い

所願成就と諸願成就、どちらも「しょがんじょうじゅ」と読み、神仏に祈った願い事が叶うという意味なのですが
一応違いがあります。

  • 【所願成就】願ったことが叶う
  • 【諸願成就】様々な願い事が叶う

こう聞くと、だったら諸願成就の方が絶対に良いじゃんと思いますね(笑)

考え方によっては、深刻だったり本当に叶えたい願いごとに一点集中したい場合は「所願成就」で、なんかいっぱい願い事あるわ~!って場合は「諸願成就」の方が良いのかな?なんて思ったりもしますが、あまり難しく考えない方が良いでしょうね(笑)

どちらにせよ大日如来様の力は絶大で、願い事を叶えてくれる仏様だと思うのが良いと思います(笑)

大日如来様は未と申年生まれの守り本尊ではありますが、宇宙を表す仏様というくらい偉大な存在ですので
未申以外の方も是非是非ご挨拶に行くと良いでしょう(^^♪

干支の神様
【酉(とり)の守り本尊】不動明王 | ふどうみょうおう

干支の神様7人目は酉年生まれの守護仏である不動明王様です(^^)

梵字は「カーン」です。

不動明王様は五大明王の中心で、煩悩と迷いを焼き払う仏様。

前述した大日如来(だいにちにょらい)様の化身と言われているのですが、そもそも大日如来様はとても慈悲深い優しい仏様。
でも、そんな大日如来様でも怒る時は怒ります。

間違った道に進みそうな人に優しく教えてあげても全然いう事を聞かない時や、仏の教えに害を及ぼすものに対しては怒るわけですよ。
優しい大日如来様がキレた時の姿が不動明王様ということのようです(笑)

とはいえ、ただ恐ろしい仏様というわけではありません。
そもそもはどんな悪でも仏の道に導いてあげたいという気持ちの表れなわけですから。

不動明王様の一番の特徴は天地眼(てんちげん)
片方の目は上を、もう片方の目は下を向いていますが、これは
天から地まで、どんなに広範囲でも「悪を見逃さない」という意味があります。

悪に対してはこのお顔の通りで容赦ないですが、正しい道に進もうとする人に対しては全力で守ってくれる心強い仏様ですよ☺

余談ですが…

人は亡くなると、死後どんな世界に送られるのかを決定する為に裁判?にかけられるのですが
基本的には7日毎に7回の裁判が待っています。
(初七日や四十九日はこのような意味です。)

で、その七回の裁判ではそれぞれ裁判官となる仏様が決まっており、不動明王様は第一回目、亡くなった後の最初の裁判官でもあります。

がじ

亡くなって一発目に不動明王様というのは、やっぱりちょっと怖い気がしますが…(笑)

ご利益は

  • 除災招福
  • 戦勝
  • 悪魔退散
  • 修行者守護
  • 厄除災難
  • 国家安泰

です(^^)

干支の神様
【戌(いぬ)・亥(い)の守り本尊】阿弥陀如来 | あみだにょらい

干支の神様の最後、8人目は戌年生まれと亥年生まれの守り本尊である阿弥陀如来様です。

梵字は「キリーク」です。

阿弥陀如来様と千手観音様の梵字が同じ「キリーク」ですが、これは間違いではありません。

阿弥陀如来様は無限の寿命を持っているとされており、その能力を使って人々を助け続ける仏様。

がじ

意外なことかもしれませんが、仏様にも寿命があるんですよ。

「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と唱えた人を極楽へ連れて行ってくれるとも言われています(^^)

臨終の時には25人の菩薩様がお迎えに来てくれるそうなのですが、その二十五菩薩様を引き連れてくるのが阿弥陀如来様です。
自分が死んだ時、そんなにたくさんの仏様が迎えに来てくれるなんてめちゃくちゃ豪華ですよね(笑)

ご利益は

  • 死後極楽往生
  • 現世安穏

です。

ご利益と聞くと、現世でのご利益をイメージすることがほとんどだと思いますが
阿弥陀如来様のご利益は死後の世界でも効果を発揮します。

現世安穏のご利益も強いので
生きている間、平穏無事に過ごせることに加え、死後も極楽浄土で暮らせるということですから
ある意味究極の幸せかもしれませんね(^^)

干支の神様って知ってる?あなたの守護仏の性格やご利益をご紹介!おわりに

ということで、今日は干支の神様について詳しくご紹介させて頂きましたが
あなたの干支の神様はどのような特徴やご利益をお持ちだったでしょうか?

日頃から自分を見守ってくれている守護仏様ですが、改めて知ろうとしない限りは中々意識できない存在ですよね(^^;

しかしながら、この記事を読んでいただいたことで自分の守護仏がどんな仏様なのか、簡単にですが分かっていた開けたと思います。

守護仏様の特徴が分かれば、今までよりも親近感が湧いたりしますよね☺
(神様に対して親近感というのも失礼かもしれませんが…笑)

まぁ、身近に感じやすくなるという感じでしょうかね(^^)

あと、今まではよく意味を知らないまま梵字入りのアクセサリーを身に付けていたという方であれば
それそのものが神様であるということを意識できるようになったことで感覚が変わると思いますし、その感覚の変化により受け取れるご利益にも変化があると思います(^^♪

いつもあなたを見守ってくれている守護仏様ですから、お願い事があるときはもちろんですが
たまにはご挨拶に行ったり、日々の感謝を伝えに行くのも良いですよ(^^)

あなたの日常がより良いものになることを願っております☺

それでは今日はこの辺で!

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