【ユタとイタコの違い】を徹底解説!あなたの悩みに最適な霊能者とは?
ユタとイタコは、日本では有名な霊媒師として知られていますが、その違いについては意外と知られていません。
この記事では、ユタとイタコの違いをわかりやすく解説しつつ、その語源や役割、料金、本物の見分け方など、重要なポイントをわかりやすく紹介していきます☺
この記事を読んで頂く事で
- ユタとイタコの違い
- ユタとイタコの役割
- ユタとイタコの料金相場
- ユタやイタコの本物の見分け方
- ユタやイタコを利用する際の注意点
がわかりますので、「私はどっちに相談するのが良いのかな?」と迷っている方の参考にもして頂けると思います(^^)
僕自身何度も経験していますが、本物の霊能者であれば大きな助けになってくれますので是非参考にしてくださいね☺
ユタとイタコの違いって何?
まずは両者がどんな存在なのかを説明した後で、ユタとイタコの違いを表を使って比較します☺
- ユタとイタコの語源と歴史を簡単に
- ユタとイタコのシャーマンとしての役割
- ユタとイタコの違いとは?わかりやすく表で比較
ユタとイタコの語源と歴史を簡単に
ユタとイタコは、どちらも古くから日本で大切にされている霊媒師です。
ユタは沖縄県や奄美群島で活動している方々で、「ユタ」という言葉は沖縄の方言で「占い師」や「霊媒師」を意味しますが、言葉の起源ははっきりしていません。
ユタは琉球王国の時代から存在し、ユタの存在は沖縄の文化や歴史に深く根ざしています。
過去にはその力に恐れた権力者によって何度も危機に見舞われたほどのユタですが、これまでにユタという存在が消えたことは一度もありません。
それほどまでに地域の人たちにとっては無くてはならない存在だということですね☺
一方、イタコは青森県など東北地方で活動している霊媒師で、特に恐山での活動が有名です。
「イタコ」という言葉は、元々アイヌ語で「巫女」という意味があり、昔は盲目の女性シャーマンを指していました。
盲目であることがイタコの特徴の一つであったのは、視覚に頼らず霊的な力を養うことができると考えられていたからです。
イタコの歴史はとても古く、江戸時代から続く伝統がありますが、本物のイタコになるためには師匠に弟子入りし、数年間の厳しい修行を経て、霊と交信する力を身につける必要があります。
長い歴史を持ち、その土地の文化や信仰に深く結びついているユタとイタコですが、共通することは、悩みを抱えた人たちの相談に乗り、問題を解決する手助けをするということで、その存在は現在でも多くの人々にとって重要なものです。
ユタとイタコのシャーマン(霊能者)としての役割
ユタとイタコ、それぞれがどんな役割を果たしているのか、もう少し詳しく見ていきましょう☺
ユタは神様や先祖の霊と直接お話しする力を持ち、人々の悩みや問題を解決するためにアドバイスをくれます。
具体的には、「ハンジ」という判断を下して、病気や災いの原因を探し出し、その対処法を教えてくれるんです。
ユタはアドバイスや対処法だけではなく、直接的なお祓いや祈祷も行いますので、霊的現象の解決には全般的にユタを頼りにする方も多いです。
一方、イタコは「口寄せ」が得意で、亡くなった人の霊を自分の体に呼び寄せ、その霊の言葉を生きている人に伝えます。
「口寄せ」はユタも同様に行いますが、イメージ的にはイタコの方が強いと思います。
イタコのこの能力は、多くの人にとって心の支えとなっており、特に大切な人を失った後の癒しの一環として非常に重要です。
ちなみに、イタコもお祓いや占いも行います。
ユタとイタコの違いとは?わかりやすく表で比較
ユタとイタコは、地域こそ違えど、どちらも強力な霊媒師であることが分かって頂けたかと思いますが、おさらいも含めて、比較しやすいようにユタとイタコの違いを表にしてみます。
ユタ | イタコ | |
地域 | 沖縄・奄美地方 | 青森を中心に東北地方 |
役割の特徴 | 基本的には霊的現象の解決。 霊視・霊聴・除霊・祈祷に加え法要も行うが、現在では占い師やカウンセラーのイメージが強い。 ただし、ユタは得意分野が分かれるので個人によって苦手な分野も存在する。 | ユタ同様に、霊力を使って悩みを解決するのが主な役割だが、口寄せのイメージが強い。 |
修行 | ほとんどの場合で必要だが、霊力そのものは神様から与えられるものの為、中には修行無しでユタになれる人もいる。 詳しい修行内容は「沖縄ユタの修行とは?カミダーリって何?知られざる過酷な道のりを徹底解説」で説明しています。 | 絶対に必要。 イタコは必ず師匠に弟子入りし、数年間の修行を積む。 イタコは呪文を含め、覚えることが膨大なこともあり、記憶力が旺盛な幼少期から15歳までに修行に入る必要がある。 |
なる人の特徴 | 生まれつきの素質が無ければユタにはなれない。 必ずしも血縁者ということはないが、血縁が多く、霊力自体は生まれつき備わっている。 ほとんどの場合は、本人の意思は関係なく、素質を持って生まれた時点でユタにならなければいけない。 | 血縁を含め、生まれつき霊能力がある人がある傾向が強いが、イタコは厳しい修行で後天的に霊力を身につける人も多い。 |
性別 | ほとんどが女性。 沖縄では琉球時代から女性に霊力が宿りやすいとされている。 加えて、オナリ信仰(姉妹には兄弟を守護するための霊力が備わっているという意味)という宗教観念も強かった。 ただし、少数ではあるが男性ユタも存在する。 | イタコはそもそも「巫女」なので女性のみ。 ユタの場合は「なるべくして生まれた存在」なので、神様が男性を選ぶことで男性ユタも存在するが、巫女の場合は自己申告制なので、最初から男性はなることができない。 |
ちょっと長くなってしまいましたが、出来るだけ簡単にまとめたつもりですのでご理解頂ければ嬉しいです(^^;
上の表を含め、この記事ではユタとイタコの違いについて触れていますが、比較ついでにもう一つ。
沖縄にはユタとよく比較される対象として「ノロ」という存在もありますので、簡単にだけノロのことにも触れておきます。
ユタとノロとイタコの違い
ノロもユタ同様に沖縄にいる霊媒師というイメージなのですが、ノロは100%霊能力が備わっている必要はありません。
わかりやすく例えると女性神職者(神社の人)みたいな感じで、神事や儀式を行ったりということがメインとなり、地域全体に対する仕事をすることが多いという感じです。
神社やお寺の方は霊能力を持っていない人も多いですよね。
それと同じ感覚です。
対して、ユタやイタコというのは確実に強い霊能力を持っていることに加え、個人に対する問題解決を主にしている存在です。
ユタとノロの違いに関しては以下の記事で詳しくお伝えしています。
【ユタとイタコ】料金の違いと本物の見分け方
続いては、ユタとイタコそれぞれの料金相場や、本物の見分け方についてお伝えしていきます。
このような霊的な類の話しになると、100%必ずと言って良いほど悪質な偽物が存在しますので、正しい料金相場や本物を見分けるポイントを知っておきましょう。
- ユタの料金相場
- イタコの料金相場
- 本物のユタとイタコの見分け方
- 口コミが無いユタやイタコを利用する際の注意点
ユタの料金の相場
まずはユタの料金の相場についてです。
一般的に多い「判断」、いわゆる相談の場合ですが、1回10.000円程度です。
ユタの場合は地元密着型のユタなのか、県外からの相談者も多く受け入れるユタなのかでも違いがありますが、1回60分くらいが多いです。
簡単な除霊程度であれば判断料金内でやってくれるユタが多いですが、本格的なお祓いや拝みなど、判断以外の内容になると料金は数万円以上必要になりますので、予め確認が必要です。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
加えて、イタコのように「口寄せ」が出来るユタもいますが、口寄せになると料金が高額になることが多いです。
ただし、口寄せではなく、神様や守護霊と交信し、そこからのメッセージを伝えるというのは、ユタの基本スタイルになりますので別途料金は必要ありません。
ユタが基本的に得意とするのは、ユタ自身が通訳者のように間に入って会話をさせること。
対して「口寄せ」は亡くなった人を自分に降霊させて直接お話しさせる。という違いです。
イタコの料金の相場
次に、イタコの料金相場について。
イタコの料金も相談内容や時間、地域によって異なりますが、一般的な相場についてお伝えします。
イタコは基本的に「口寄せ」ありきですが、1回の料金は約10,000円から20,000円程度が一般的です。
特に恐山での口寄せは多くの人が訪れるため、人気のあるイタコの場合はこれよりも高額になることがありますので予め頭に入れておきましょう。
また、イタコに関してもユタと同様で特別な儀式やお祓いを行う場合には、追加料金がかかることがあります。
本物のユタとイタコの見分け方
本物のユタとイタコを見分けるポイントについてですが、これは正直な話し、地域の評判やインターネット上の口コミ等を参考にするのが圧倒的に効果的です。
ユタにせよイタコにせよ、100%絶対に本物か偽物かを見分けるというのは、自分自身に霊能力がある、または知り合いに本物の霊能者がいるという場合を除いては確かめようがありません。
イタコの場合は修行が終了した際に、免許的な物をもらうこともありますが、持っていない人もいますしそもそもそれ自体が本物かどうかもわかりませんよね(^^;
ユタに関しては免許や資格は確実に存在しませんし、修行の有無だって口では何とでも言えますから(^^;)
だからこそ、実際に体験した人の感想や口コミを参考にするのが一番なんです。
イタコに関しては今はもう数名しか残っていませんので、そもそも偽物の確率が低そうですが、ユタに関してはめちゃくちゃ偽物が多いので注意が必要です。
イタコは明治初期には500人ほどいたと言われていますが、現在ではわずか6名。
対してユタは約1万人、沖縄の人口で例えると140人に1人という考えられないくらい高い比率で存在することになってしまうのです。
そんなことは確実にあり得ませんので、ユタに関しては、いかに偽物が多いかがわかると思います。
ユタにせよイタコにせよ
- 高額すぎる
- 物販(お札やお守りなど)
- 何かと怖がらせる
などは「見分けるポイント」として代表的ですが、このように明らかに怪しいポイントであれば避けることも簡単。
ですが、正直ここまでわかりやすい偽物はそこまで多くありません(^^;
詐欺師は「人を騙すプロ」ですから、相手を見つつ絶妙に攻めてくるものです。
巧妙な手口を使う偽物もいますので、やはり実績数が多く口コミもしっかりしている先生を選ぶのが一番安心な見分け方と言えます。
【参考記事】
口コミが無いユタやイタコを利用する際の注意点
どうしても口コミが少ない霊能者に見てもらいたいという場合は、初回から高額なメニューはお願いしないようにしましょう。
これは、口コミが少ない場合のみならず、初めてその人にお願いするという時にも重要なことです。
僕自身の経験や、知り合いの霊能者さんからの話し、知人からの話などを総合的に考えても
「今!この時点でスグに○○をしないと絶対にヤバい!」という事は、ほぼほぼありません。
もし仮にお祓いや、お札など、高額なものを勧められてもその場で即決しなければいけないということはありませんので、一旦保留にしてその場を後にし、リラックスできる環境で再度考えてみて下さい。
別の霊能者に見てもらって同じことを言われるかどうか確かめてからでも遅くありませんので、まずは冷静に考えて、その上で必要だと思えばお願いすれば良いだけです。
検討したいと言った時点で、更に追い込みをかけてきたり、明らかに不機嫌そうにするような人はそもそも頼ってはいけません。
詐欺師である可能性も高いですし、仮にその人が本物のユタやイタコだったとしても、相談者の気持ちを汲み取れない時点で、頼りにすべき相手ではないからです。
高額な依頼をする時は、あなたがしっかりと相手を信頼できるようになってから。
「この人にお願いしたい」と思えた時だけにすることが大切です。
【ユタとイタコの違い】を徹底解説!あなたの悩みに最適な霊能者とは?おわりに
ということで今日は、ユタとイタコの違いをメインに、両者の役割や料金など、実際に利用する際にも重要となるポイントを含めてお伝えしました☺
ユタとイタコにはいくつか違いはありますが、両者とも悩みを抱える人にとっては救いとなる存在であることは間違いありません。
ただし、霊感系の類には必ず「偽物・詐欺」という問題もセットになってきますので、利用する際は口コミや評判をしっかりと参考にし、仮に高額メニューを受ける際には「この人は信頼できる」と感じられた場合に限る。という事を意識するようにしましょう(^^)
あなたに合った霊能者を見つけられることを願いつつ、今日はこの辺で。